マスターズは社会貢献のスケールもケタ違い!12.5億円をコミュニティに拠出
すごいのは試合だけでない!
オーガスタナショナルGCのチェアマン、フレット・リドリー氏
ゴルフの祭典と言われるマスターズ。この大会を主催するオーガスタナショナルGCのチェアマン、フレット・リドリー氏によると、「私たちには競技以外にももう一つのコアバリューがあり、コミュニティへのコミットメントにも重点を置き続けてきた」という。
写真/Masters Official
2020年、オーガスタナショナルGCは、ワシントンロードのすぐ近くに位置するハリスバーグとレイニーウォーカー地区を対象としたコミュニティイノベーションのためのHUBに1000万ドル(約12.5億円)を拠出することを発表した。オーガスタナショナルGCは、パートナーであるAT&T、IBM、バンク・オブ・アメリカとともに、この取り組みを支援。1年前に地鎮祭が行われ、現在は工事が完了し、今年の春以降に正式オープンする予定だ。
この壮大な施設は、教育、医療、栄養サービスを提供し、緊急のニーズに対応するとともに、長期的な大きな変化のための土台を築くものだという。
2022年マスターズ開幕前日となる6日(水)、新たな支援が発表された。オーガスタナショナルGCは、オーガスタ・テクニカル・カレッジに100万ドルの寄付を行う予定だという。
この取り組みにより、レーニー・ウォーカー地区に新しい自動車サービストレーニングセンターの開発が開始される。このトレーニングセンターでは、キャリアトレーニング、資格取得、就職斡旋を提供し、この地域で高まっている自動車技術者や専門家のニーズに応えるそうだ。
フレット・リドリー氏は6日(水)に行われた会見で下記とおり語っている。
「オーガスタ工科大学学長のジャーメイン・ワール博士のリーダーシップと私たちの貢献により、トレーニングセンターは2022年に操業を開始することができます。 ワール博士が今日、私たちと一緒にいてくださることを嬉しく思います。博士のコミットメントは、オーガスタの多くの人々、これらの地域にポジティブな影響を与えることでしょう。 また、地域社会とマスターズトーナメントのパートナーの皆様には、地域社会の繁栄に不可欠な資源を住民に提供するための支援をいただいています。 私たちは、このような活動ができることを誇りに思いますし、今後もより多くの活動を行うことを楽しみにしています」。
マスターズは競技関連だけでなく、地域やコミュニティへの貢献 においても最高のものを目指す。