日本人の8割はストレートネックといわれています。なかでも、スマホの使いすぎによる首の屈曲が原因で起きる「スマホ首」になる人は近年、増えるばかりです。進行すると首が痛くなるだけでなく、腕が上がらない、肩が凝るなどの症状が出現し、ゴルフスイングにも大きな影響がでます。痛みでゴルフができなくなってしまう前に、スマホ首、ストレートネックの予防とケアを始めましょう。

「ストレートネックやスマホ首の疑いがある方は、前回お話ししたように、スマホを見る時や居眠りをする時のように首をカクッと前に折る姿勢を極力とらないように普段から意識することが大切です」。

首痛とゴルフの関係についての著書もある代々木あおいカイロプラクティック（東京）の秋山誠司院長は、ストレートネックにならない、悪化させないためには、日常の習慣が大事であることを強調します。

「同時にエクササイズを取り入れ、ストレートネックになりかかった首のケアと屈曲が続いた首のリセットをすることも欠かせません」。

ただし、どんなことをすればいいのかをお伝えする前に、間違ったエクササイズやトレーニングをしていないかをチェックしてほしいと秋山院長は言います。