マスターズは社会貢献も世界最高峰 華やかな舞台の背景
SDGsとゴルフ|第12回
2022年のマスターズ会場。SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。 2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であり、17のゴール・169のターゲットから構成されている。
世界中からトップ選手が集まり、オーガスタナショナルGCを舞台に開催されるマスターズ。日本ではあまり報道されていないが、この華やかな舞台の裏では地元地域への社会貢献が実施されている。ゴルフ界最高の祭典と言われるマスターズは、社会貢献においても世界最高峰の取り組みを行っている。その取り組みを紹介しよう。
GOLF TODAY本誌 No.601/125ページより 写真/Masters Official、ゴルフトゥデイ編集部
2022年マスターズの開幕前日、オーガスタナショナルGCはオーガスタ・テクニカル・カレッジに100万ドルの寄付を行うと発表した。この取り組みにより、レーニー・ウォーカー地区に新しい自動車サービストレーニングセンターの開発を開始。
このトレーニングセンターでは、キャリアトレーニング、資格取得、就職斡旋を提供し、この地域で高まっている自動車技術者や専門家のニーズに応えることを目的としている。「私たちには競技以外にももう一つのコアバリューがあり、コミュニティーへのコミットメントにも重点を置き続けてきた」とオーガスタナショナルGCのコミッショナーであるフレット・リドリー氏。
世界中のゴルファーが憧れるゴルフの祭典は、社会貢献においてもスポーツイベントとしては世界最高峰の取り組みを実施している。