ゴルフは上がってナンボ。ゴルフボールも“上がって”ナンボ。maruman SHUTTLE試打レポート
飛距離不足に悩みを抱えるアマチュアゴルファーを大いにサポートする、ニューフェアウェイウッドシリーズ『maruman SHUTTLE』が話題だ。ロフト13°の2wから33°の13wまで。クラバーこと、ゴルフギアライターの高梨祥明が実際にラウンドで使って、その有効性をレポートする。
取材・文(記事中写真)/高梨祥明
過日、『maruman SHUTTLE(シャトル)』の2022モデルをラウンドで試す機会に恵まれた。『シャトル』というと“U-4(ユーフォー/96年発売)という過去の名フェアウェイメタルが思い浮かぶ。当時から11w(27°)を展開し、ボールが上がらなくて悩んでいるゴルファーに高い打ち出しと適正キャリーを提供して大人気となったシリーズだ。
やさしいゴルフクラブって何だろう? 個人的には「きちんとロフトなりの打ち出し角度が得られ、弾道の最高到達点が高くなるクラブ」のことだと思っている。名器と呼ばれるフルショット系クラブでボールが上がりにくいモデルなど聞いたことがない。ターゲットゴルファーの力量(ヘッドスピード/パワー)に応じて、過度ではなく“正しく”ボールを上げてくれること。それが正しい番手毎の飛距離を生み出す絶対条件なのだ。
その観点から、最新『maruman SHUTTLE』を見てみると、久々に名器のニオイがぷんぷんと漂った。フェアウェイウッドは2w(13°)、3w(15°)、5w(18°)、7w(21°)、9w(25°)、11w(29°)、13w(33°)の7モデル展開。とくにその両端である2wと13wにはラウンド前から興味津々だった。