その症状「寒暖差疲労」かもしれません|ゴルフと寒暖差2

生涯スポーツ・ゴルフと健康「末長くゴルフを楽しむために」|第23回

2022/11/30 ゴルフサプリ編集部



11月から12月初旬は思いのほか日中ぽかぽか陽気の日が多く、最高のゴルフシーズンです。しかし「いまの時期こそ寒暖差による体の不調が起こりやすい。ゴルファーの方々は要注意です」というのは、せたがや内科・神経内科クリニック院長の久手堅司先生です。今回は、寒暖差による疲労や不調に陥らないようにするにはどうしたらいいのか。ラウンド中の具体的アイデアやケアの仕方をさらに深くお聞きしました。

11月は、ぽかぽか陽気と紅葉の景色に恵まれた、ゴルフのベストシーズンです。一方、秋の深まりとともに朝晩の冷え込みはいっそう厳しくなり、1日のうちの気温差が大きくなっています。

「晩秋は1日のうちの気温差が10度くらいある日も珍しくありません。ゴルフは早朝から長時間プレーするアウトドアスポーツですから、“寒暖差疲労”には十分気をつけてください」というのは久手堅司先生(せたがや内科・神経内科クリニック院長)です。

久手堅先生は天候によってさまざまな不調や症状があらわれる“寒暖差疲労”や“気象病”の患者さんの診療に積極的に取り組み、Twitterで気象の変化に適した体調管理のポイントを日々発信していることでも注目されています。

「人の体は、室内外、日内変動、前日比などの気温差が7度以上あると大きなストレスを受けます。気温差に対応できているときは問題はないのですが、対応できないと“寒暖差疲労”となり、倦怠感、冷え症、首・肩こり、頭痛、めまい、胃腸障害、イライラ、不安、かぜ、アレルギー症状などさまざまな不調を招きます。早朝から長時間かけてコースを回るゴルファーは、しっかりした準備・対策をとることが欠かせません」。

気温差は体にとって大きなストレスとなり、それに対応ができないと“寒暖差疲労”の症状が出るというのです。