初打ち?打ち始め?始め良ければすべて良しというゴルフな1年を楽しもう!

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第51回

2023/01/09 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典



ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

写真提供/篠原嗣典

『一年の計は元旦にあり』といいます。2023年をどのように過ごすのか?何事も最初にちゃんと計画することが大切という“ことわざ”です。このことわざは、ゴルフでも有効だと信じているゴルファーがいます。僕もその一人です。

「初打ちはどうでしたか?」ゴルファー同士であれば、こんな質問を新年の挨拶のあとにするケースも多いと思います。さて、皆さんは初打ちはもう済ませたのでしょうか?もしくは、初打ちの予定はいつですか?

冬はゴルフをお休みしているというゴルファーもたくさんいます。春になったら、2023年のゴルフが始動します、というのもありです。

「春スタートは、初打ちとは言わないですよね?」言葉遊びみたいな範囲ですが、初詣と同じように初打ちにも定義があるのでしょうか?

初打ちは、気持ちの問題で正確な定義はありません。ただ、生真面目なゴルファーは初詣と同じような概念で定義していることが多いようです。

ちなみに初詣は、厳密には1月1日から3日の三が日に詣でるものだそうです。どうしてもスケジュールが合わない場合は、松の内が終わるまではセーフというのが現在の常識となっています。
面白いことに、関東では松の内は1月7日まで、関西では1月15日までと違いがあります。

神社によっては、節分(2023年は2月3日)までは初詣としてセーフ、ということになっている所もあります。初打ちもこの考え方で良いのだと定義すれば、誰からも文句は出ないはずです。

僕の昨年の初打ちは、1月3日でした。2023年は、1月7日に初打ちをする予定でしたが、試打のスケジュールの関係で年末になって急遽変更しました。

理想的な初打ちについて質問されることがありますが、自己満足で良いと思います。言葉を変えると、自然にというのが、もっとも理想に近いものだと考えています。一人では原則として初打ちはできないからです。

「新年ゴルフしようぜ」とか「休みの間にゴルフしようよ」という仲間がいて、自然と初打ちになるのが理想です。