山下美夢有の「ピンに絡むアイアン」と「パットの決め打ち」がスゴイ!

人気コーチ、大西翔太は見た!この女子プロのココがスゴイ!|VOL.1

2023/02/01 ゴルフサプリ編集部



プロコーチであり帯同キャディとしても青木瀬令奈をサポートする大西翔太コーチ。その大西コーチが22年のシーズンを通して鮮明に記憶に残ったシーンを紹介するシリーズ。間近に見てきたライバルたちのスイングやプレーぶりを、連続写真を使ってわかりやすく解説。第1回は山下美夢有の名シーン。

取材・文/三代 崇 写真/相田克己、山之内博章、渡辺義孝
取材トーナメント/2022TOTOジャパンクラシック、樋口久子 三菱電機レディス、伊藤園レディス、JLPGA選手権リコーカップ

さて山下選手のスイングですが、連続写真で見てもわかるようにとにかく軸ブレがないんです。上体をラクにさせて下半身をどっしりさせたアドレス。そして腕をまったくネジらないテークバック。両手が右腰の高さに上がったハーフウェイバックの写真を見てください。

アドレスの前傾軸に対してカラダをレベルに回転し、左肩がアゴの下にスムーズに入っていきます。フェースの向きは斜め下を指していますが、実はこれがスクエアです。腕を右側にネジってフェースを開いたり、クラブをアウトサイド上げすぎたりするとフェースの向きがスクエアに保てなくなり、トップのポジションが安定しない、ダウンスイングの軌道がブレる、などの悪循環を引き起こしやすくなります。

女子プロのスイングはあまり参考にならないと思われがちですが、そんなことはありません。カラダの柔軟性はマネできなくてもアドレスのバランス感覚やテークバックの形はよいヒントになるはずです。ゴルフスイングはインパクトやフィニッシュも重要ですが、スイングのスタートのテークバックを間違えないことが肝心。
うまく当たらない、方向が安定しないという人は一度テークバックをチェックしてみてください。ただしテークバックの形を手で作らないこと。アドレスの姿勢からお腹を右に回すイメージでテークバックしましょう。山下選手のように大きな筋肉でクラブを始動させるのがコツです。