楽器のヤマハがゴルフを始めたのはいつ?飛ぶドライバー「インプレス」デビュー秘話
【第27回】商品開発はドラマ!〝圧倒的な飛び〟を誇った鮮烈デビューから11年。不動のトップブランドに!
ゴルフメーカーの商品開発におけるドラマチックな業界裏話を、メーカー勤務経験のフリーライター・嶋崎平人が語る連載企画。今回はインプレス(ヤマハ)が主役のストーリー。
GOLF TODAY本誌 No.610/78〜79ページより
写真/ゴルフトゥデイ編集部 取材・文/嶋崎平人
最初のクラブはFRP技術を生かした、カーボンヘッドのドライバー「EXC-200」。1992年には業界に先駆けて鍛造チタンヘッドのドライバー「EOSTi-22」を発表している。
そして、1994年には新しい鍛造4ピース構造で自社工場生産し、それまで20万円台であったチタンドライバーを5万円台で実現した「PROTO FORGEDTi」を発売。1996年には楽器メーカーの個性を生かし、打感のよさを追求した「POWER MGIC( パワーマジック)」を発売し、1997年のサントリーオープンでは、このクラブを使用した藤田寛之がプロ初優勝を飾っている。