ソールの幅が狭いモデルは上級者で、広いモデルは初心者向け?ソールの形状は性能を見極める大事な要素/後編
オグさんがお答えします!
オグさんです!
今回は、前編に続きソールの形状についてのお話。ソール幅が狭いほうがボールコントロールがしやすいので上級者向け、広い方が打点のミスに強くなるので初中級者向けということは、前回お話ししました。改めてソール幅の狭いアイアンを解説すると、接地面積が狭いためボールをクリーンにとらえやすく、抵抗も少ないため、ボールコントロールがしやすいといったメリットがあります。
その反面、ダフリ気味にインパクトするとヘッドが地面に刺さりやすく、大きな抵抗になります。ある程度ミート率が高くないと大きなミスになりやすいため、上級者向けといわれるわけです。
じゃあソール幅が狭くシャープでカッコイイアイアンは、上級者だけのものなのか!?というと、私はそうではない!と思っています。
実はアイアンのソールには、幅だけでなく、もうひとつ性能を左右する部分があります。バウンスです。バウンスについて簡単に説明すると、ソールが下部に出っ張っている部分を指します。このソールの出っ張りが大きいほど、接地したときに地面と反発しやすく、ヘッドが刺さることを軽減してくれる役割を持っています。
ウェッジではよく注目されるバウンスですが、アイアンにも搭載されているのです。ソール幅が狭くてもダフリに強いアイアンが欲しいという方は、このバウンスに注目してみてください。
メーカーによってはカタログに掲載していないところもありますが、シャープなソール形状でもバウンスが大きめに設定されているモデルは、見た目以上にダフリのミスに強いモデルが多いですよ。