全英オープンはオールジェンダートイレを設置 世界最古の歴史を誇るメジャーだけど、やることは最先端
SDGsとゴルフ|第26回
1860年に第1回大会が実施された全英オープン。今年で151回目を迎えており、世界4大メジャーの中でも最古のメジャートーナメントだ。一方で全英オープンが実施している様々な取り組みは世界のトーナメントでも最先端だ。
GOLF TODAY本誌 No.615/117ページより
今年7月、最高裁判所が経済産業省に勤めるトランスジェンダーの女性用トイレの使用制限を認めた国の対応は違法だとする判決を言い渡したことが大きなニュースとなった。
この判決をきっかけに企業や公的機関は、性的マイノリティーへの対応を考えていかなくてはならないという機運が高まっており、オールジェンダートイレ(どんな性別の人でも利用できるトイレのこと)という言葉も日本社会で一般的になってきている。
SDGsでは「ジェンダー平等を実現しよう」という目標が掲げられている。ジェンダー平等とは、男女の平等に加えて、LGBT(性的マイノリティー)が暮らしやすい社会の実現も含まれる。その点でも今後オールジェンダートイレの配置は、日本社会でも進んでいくかもしれない。