昨年の勝者は川﨑春花!観る側もドキドキの公式戦2023年「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」はどこで観れる?チケットはどこで買える?
国内女子ゴルフツアー、見どころとチケット・配信情報
今週の女子ツアーは長崎県のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」が開催されます。伝統ある公式戦の見どころはどこか。放送・配信予定と合わせて紹介します。
撮影/相田克己
今年で56回目を迎える「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」は、8年ぶりにパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで開催される。同コースは大村湾に面しており、全国でも珍しい海越えのホールを有している。
今大会のご当地である長崎県出身の櫻井心那が先週の「ゴルフ5レディス」で宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目の“10代3勝”をマーク。勢いに乗って故郷での大一番に臨む。“10代3勝”の先輩2人はともに今大会を制しているが、それは20代になってからのこと。昨年、同学年の川﨑春花が記録した大会史上初の10代優勝に続くことができれば、偉大な先輩2人も成し得なかった快挙となる。
ディフェンディングチャンピオンとして臨む川﨑はこのところ予選落ちが多く、調子を落としているのが心配。衝撃的な逆転劇で初優勝を飾った今大会で復調のきっかけを掴みたい。
昨年、川﨑に抜き去られて2位に終わったのが山下美夢有だ。記録的なシーズンとなった昨年の中で、唯一といえるくらいの悔しい思いをしたのが今大会だったのではないだろうか。体調不良による棄権と欠場を経ての復帰戦となった先週は最終日の追い上げが1打及ばなかったが、年間女王の実力は見せつけた。今大会の優勝候補であることは間違いない。勝てば史上11人目の公式戦3冠達成だ。
原英莉花にも公式戦3冠がかかっている。2週間前の「ニトリレディス」では腰の手術からの復帰後、初めてのトップ10となる9位に入って復調をアピール。大暴れを期待したい。
8年前にパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで行われた時の優勝スコアは7アンダーで、アンダーパーで終了したのは9人だけ。平均ストロークは75を超えた。難コースに選手たちがどう挑むかも見どころのひとつだ。