「J.リンドバーグ」はウィル・スミスらハリウッドも魅了!デザインの原点はあの伝説のゴルファーだった
佐渡充高のプレミアム・ファイル
ゴルフ番組やゴルフ雑誌ではあまり語られることのないトピックを、ゴルフジャーナリストやトーナメント中継の解説者として活躍する佐渡充高が取り上げ、独自の見解とともにお届けします。
GOLF TODAY本誌 No.616/115ページより
ヨハン・リンドバーグとマグナス・アーランドは僕にファッションの力を教えてくれた恩人だ。ウェアを選ぶ楽しさ、大切さに気づき、選手にとって重要な勝負アイテムだと知った。
2000年5月バイロン・ネルソン・クラシックでスウェーデンのイェスパー・パーネビックが、フィル・ミケルソンとデービス・ラブⅢというメジャー勝者をプレーオフで撃破しツアー4勝目を飾った。最終日の勝負服はJ.リンドバーグの白シャツと淡いピンクパンツのコーデ。
今なら話題にならないだろうが、当時のPGAツアーでは超異端。プレーよりウェアばかりに注目が集まり「別の惑星のファッションで優勝」とまで。パーネビックはヨハンと親友でブランドのアンバサダーも担い、いつも素敵に着こなし、個性と実力を発揮した。彼らはゴルフ仲間でもあり、ヨハンは長身を生かす豪快スイングで度々パーネビックをアウトドライブしていた。
ヨハンのデザインの原点はアーノルド・パーマー。「独自のスタイルがありセクシー。普遍のアイドル」と言う。全盛期のパーマーは緑セーターに赤シャツなどの、原色コーデも抜群に似合っていた。