ボール選びは自分本位でいいのだ。良いスコアが出るボールが良いボール
石井良介のゴルフ・すべらない話:第4回
“試打る人”・石井良介。最新クラブを試打し、コメントするカリスマ・試打職人として知られる。だが、石井良介は試打職人である前に、ティーチングプロであり、ゴルフが大好きな一人の人間である。石井良介は、普段どんなことを考えているのか、あんなことやこんなことに対してどう思っているのか。試打記事では見えてこない、石井良介の一面を一人語りという形でお届けする連載企画「石井良介のゴルフ・すべらない話」をどうぞ。第4回のお題は「ボール選び」です。
写真/ゴルフサプリ編集部
ゴルフは球技なのでボールにこだわるのは当たり前だと常々思っていますが、残念ながら一般アマチュアゴルファーにとってはそうでもないようです。
スピンがかかるボール、飛ぶボールなど、メーカーさんはさまざまなタイプのボールを作ってくれていて、アプローチひとつとってもボールが違うと全く違った球が出ます。でも、ほとんどのアマチュアゴルファーはそれを知りません。それが上達を阻む原因になっているかもしれないのに……。
例えばアプローチでオーバーやショートした時に、全て自分のせいだと思っていませんか。もしあなたがコースで拾ったボールなど、ラウンドでいくつもの異なるボールを使っていたら、それはボールのせいである可能性が高いです。
ディスタンス系とスピン系のボールをゴッチャに使っていたら、アプローチの距離感が合わないのは当然。弾くものと弾かないものを使っているわけですからね。安いボールでもいいから、まずは同じボールを使い続けないと距離感はつかめません。