ゴルフ場のランチは量が多すぎ!?無駄をなくして最小スコアを競うゴルフのように、食品ロスもなくさないとね

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第93回

2023/11/19 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典



ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

写真提供/篠原嗣典

秋です。食の秋を楽しむ粋なゴルファーもたくさんいます。スコアにかかわらず、ゴルフコースのランチは全てのゴルファーに平等なのがありがたい、と感謝するのが正解だと遙か昔に教わりました。「新米になりました!」というような張り紙をレストランで見ると、思わずご飯を大盛りにしてしまう人もいます。新米は、お米の国のゴルファーにとって秋の楽しみのひとつです。

昭和の終わりの頃、学校給食のように自分で取りに行くスタイルで、ご飯のお代わり自由というサービスが大流行しました。お代わりに対応するスタッフの負担を減らす効果があるのに、客側のお得感が増すという一石二鳥のWinWinだったので、一気に広まりました。

バブルの波がその直後にきたことで、「大は小を兼ねる理論」の”総大盛り時代”がやってくるきっかけのサービスだったという分析もあります。バブルが弾けて平成の時は流れましたが、多くのゴルフコースで”総大盛り時代”の名残りは健在です。ゴルフコースのランチはボリュームがあることが正義だ、という風潮があります。