ボールをコロコロ変える人。ショットが安定しない原因は、ソレかもね?
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第4回
キャディバッグのポケットに違うロゴのボールがいくつも入っていて、ラウンドのたびに使うボールが変わっていたり、ラウンド中にボールをとっかえひっかえする人もいる。そんな話題になると、鹿又さんは「ボールをもっと大事に考えましょう」と述べた――。
写真/ゴルフサプリ編集部
ボールの違いによって何が変わるかというと「打ち出し角」「バックスピン量」「サイドスピン量」「ボール初速」です。もっと言えば「打音」「打感」も。ドライバーからアイアン、ウェッジまで、全てのクラブで変わります。
実のところ「ドライバーで飛ばしたい」とか「アイアンで高さを出したい」という人が、クラブを替えずにボールを替えるだけでも済む人がいっぱいいるんです。例えば、ブリヂストンの「JGR」と「ツアーB X」というボールがありますが、打ち出しの高さは1~2度くらい「JGR」の方が高く出ます。ドライバーのキャリーで言うと、5ヤード以上10ヤード未満、「JGR」の方が飛びます。
一方で「JGR」は、アイアンで打ったときも飛んじゃったり、アプローチしたときに球がちょっと高く出やすかったりするので、総合的に見てボクは「ツアーB X」のほうを使っているんです。もちろん「JGR」のほうがいい、という人がいても全く問題ありません。