あれ、松山英樹のシャフトが変わった!?  優勝したジェネシス招待で使った黒いツアーADの正体は?

2024/02/19 ゴルフサプリ編集部



優勝して2年ぶり、ツアー9勝目を挙げた松山英樹。3Wの黒いシャフトの正体は?(写真は2024年ジェネシス招待 撮影/Getty Images)

松山英樹がタイガー・ウッズの招待試合、ジェネシスインビテーショナルで2年振りの優勝、ツアー9勝目を飾った。セッティングに新しく仲間入りした、3番ウッドについていた黒いシャフトは何?

タイガー・ウッズが本格的にツアーに復帰、さらに新しいウェア契約の発表と話題を事欠かさなかった2024年のザ・ジェネシスインビテーショナル。しかし当のタイガーは初日を終え、インフルエンザで欠場。話題をさらったのは松山だった。

松山は安定したドライバーと切れに切れまくったアイアンでスコアを積み重ね、懸念されていたパッティングも改善。とくに15番からの2ホール連続のオッケーバーディは圧巻だった。62を叩き出し、トータル17アンダーで後続を振り切った。

松山英樹が使うシャフトといえば、グラファイトデザインの「ツアーAD DI」がお馴染み。トッププロも軽いシャフトに替えるプロが多いなか8TXと重めを好んで使っている。
「ツアーAD DI」といえば鮮やかなオレンジ色が特徴だが、中継を見ていて、あれっと、気付いた人も多いかもしれないが、3番ウッドには黒いシャフトが入っていた。

松山はフェアウェイウッドの使い手としても知られ、彼が使うクラブはのちに名器といわれるものが多い。過去に優勝したZOZO選手権とソニーオープンのウイニングショットもフェアウェイウッドだった。ここまで使い続けていた3番ウッドはテーラーメイドの「SIM2」、今大会は途中で最新モデルの「Qi10」をバッグに入れた。

さて、この黒いシャフトだが「ツアーAD DI」は限定モデルの「ツアーAD DIハイモデュラス リローデッド」として黒いバージョンが近頃登場しており、このニューシャフトかとも思われたが、じつはこのシャフトも「ツアーAD DI」。ブラック仕様で海外バージョンとして存在するものに近い。海外版は日本でも平行輸入を扱う一部ショップで取り扱っている。

スペックは「9TX」。クラブをあまり変えない松山のウイニングシャフトの仲間入りを果たした。

2勝目の期待高まるマスターズでも活躍する姿が見られるかもしれない。