「フェースに当たらなければ意味がない」慣性モーメントによる寛容性とは?
やさしく打てて、ミスになりにくいドライバーは、誰にとっても気になるモノ。でも、そんなドライバーを手に入れたのに、結果がどうも伴わない…。そんな人もきっといるはず。そこで、ドライバーの寛容性について、少しだけお話しします。
みなさんご存知だと思いますが、ゴルフクラブのやさしさを表す指標に「慣性モーメント(MOI)」があります。慣性モーメントの数値が大きいほど「寛容性」が高いクラブと言われていて、ミスになりにくいという認識が一般的です。
慣性モーメントを極簡単に言うと、ヘッドの向きが変わりにくいということ。仮にインパクト時の打点が芯からズレたとしても、フェースの向きが変わりにくいためミスショットになりにくいということです(※慣性モーメントについての詳細は省略します)。
最近発売されたテーラーメイドの「Qi10」ドライバーやピンの「G430 MAX 10K」ドライバーは慣性モーメントの値が1万を超え、この大きさをウリにしています。
ドライバーが苦手…。ドライバーのミスをもっとなくしたい…。こんな思いのあるアマチュアゴルファーが、慣性モーメントの値が1万を超えるなどと聞くと、かなり食指が動くのではと思います。