ワキを締めると思い通りにアプローチができる?【勝又優美・アマチュアの悩み解決】

JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.11

2024/03/26 ゴルフサプリ編集部



やさしくてわかりやすい指導で安定した人気を誇る勝又優美プロが、これまでに多く相談されてきたアマチュアのお悩みを披露。その原因と解決策を教えるシリーズ。今回のお悩みはアプローチの安定感不足。ボールには当たるしグリーンに乗るには乗るが、打ちきれなかったりオーバーしたりを繰り返すパターンの撲滅を目指す。迷い続けるとアプローチイップスになることもある怖い症状だけに、心当たりのある人は早めの根絶が必要。ここでしっかり手を打っておこう!
写真/相田克己

先週に続きアプローチの2回目です。今回ご紹介するのは47歳でキャリア20年のYさんのケース。平均スコアは85前後ということでお上手なYさんですが、我流でそこまで頑張ってこられたこともあり伸び悩み気味。アプローチにもその感じが出ていて、拝見した時は軽くイップスになっているようでした。
 
そのスイングを一言で言うと「手と体がバラバラに動いている」。アドレスは悪くないのですが、始動すると明らかに手から動いている。バックスイングでは手でクラブをインサイドに引きながらクラブを寝かせてフェースを開いていました。切り返し以降も手でクラブを引っ張ってくる感じで、フォローからフィニッシュでは手が体から離れてワキが大きく空きます。