手と体がバラバラに動くために距離感が安定せず軽いイップス状態に

先週に続きアプローチの2回目です。今回ご紹介するのは47歳でキャリア20年のYさんのケース。平均スコアは85前後ということでお上手なYさんですが、我流でそこまで頑張ってこられたこともあり伸び悩み気味。アプローチにもその感じが出ていて、拝見した時は軽くイップスになっているようでした。
 
そのスイングを一言で言うと「手と体がバラバラに動いている」。アドレスは悪くないのですが、始動すると明らかに手から動いている。バックスイングでは手でクラブをインサイドに引きながらクラブを寝かせてフェースを開いていました。切り返し以降も手でクラブを引っ張ってくる感じで、フォローからフィニッシュでは手が体から離れてワキが大きく空きます。

これでもボールには当たるのですが、手が主導なので安定しません。基本的にはゆっくりめのリズムで大きく振っておられましたが、手で振るのでインパクトが緩むパターンが多かった。傾向的には打ち切れない状態に陥っていました。このタイプの方はタッチが合っている時はいいのですが、合わなくなると全く寄らず、打てなくなることも多くあるので、そこに迷い込む前に安定感を養う必要があります。
 

ワキにヘッドカバーやタオルを挟んで最後まで落とさないように振る

それには手と体が連動するスタイルにしたい。その方がリズムやストローク軌道、インパクトの強さも一定になりやすいからです。習得ドリルとしては、タオルやヘッドカバーでもいいので、それを両ワキに挟んで打つ練習をすること。Yさんのようにストロークするとどこかのタイミングで挟んだものが落ちてしまうので、挟んだままフィニッシュまでいけるようにする。本番でも同じように動けるようになると安定して当たるようになるのでイップスになることもありません。

勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。


JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」

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