やさしいウェッジと言ったらワイドソールのキャビティウェッジでしょ!スコアの無駄遣いが減りますよ
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スピン性能の高いツアータイプウェッジが人気だけれど、ワイドソールのキャビティウェッジも根強い人気があり、数は多くないがニューモデルも発売され続けている。見るからにやさしさ溢れるウェッジの性能を、改めて確認してみた。
GOLF TODAY本誌 No.623 121〜123ページより
取材・構成・文/大塚賢二 撮影/相田克己 協力/サザンヤードCC(茨城県)
「寄らず、入らず」ならばまだしも「乗らず、寄らず、入らず」では、スコアの無駄遣いもはなはだしい。
やさしいウェッジを使えばスコアの無駄遣いを防げるのでは? と言うことで、ワイドソールのキャビティウェッジ(以下、キャビティウェッジ)を集め、田所嵩瑛プロに試打してもらい、使い勝手とメリットを解説してもらった。
「結論から言うと、間違いなくミスが減ってスコアが上がるはずです。キャビティウェッジは昔からありますが、最近のものはソール形状にさまざまな工夫が施されていて、入射角が不安定でも抜けがいいので大きなミスになりません」アマチュアとプロの差は入射角の安定度の差が大きいと言うからその効果は大きいと言っていいだろう。
さらに「しかもキャビティなので打点のバラつきにも強く、ツアータイプ同様のフェースの溝やミーリングでスピンも充分かかります。深いラフやフェースを思い切り開いた時には、打ちにくさがあるかも知れませんが、そんな場面の使い勝手よりも、難易度が高くない場面で、さらにやさしさがUPするメリットの方が大きいはずです」無駄遣いを減らしてスコアを上げるには、キャビティウェッジが正解ということだ。