アイアンも飛んだほうがいいでしょ? ピン「G730」アイアンは“最もやさしい飛び系アイアン”かもね
野村タケオのゴルフ実験室
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。みなさんの「飛び系アイアン」に対するイメージってどんなものでしょうか? アイアンには飛距離はいらないという人もいらっしゃるでしょうが、僕的には飛んだほうがラクにゴルフができるな~と思うわけです。ただ、いくら飛んでも弾道が低くてグリーン上で止まらなかったら困るし、ヘッドが異型だと構えにくかったりします。PINGから新しく飛び系のアイアン「G730」が発売されました。これはPING史上最も飛んで、最も優しい飛び系アイアンということらしいです。いったいどんなアイアンなのでしょうか、コースに持ち込んで試打してみました。
<取材・文・写真提供 ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ>
「G730」アイアンは「G710」アイアンの後継モデルとなります。前作は中空構造のヘッドでしたが「G730」はキャビティ構造となりました。見た目的にもかなり前作とは違う感じです。
「G730」には4つのテクノロジーが詰まっていると言います。その1つ目がフェースの中心部は厚く、周辺部は薄く設計したというVFTフェース。部分的にフェースの厚みを変化させたことで、インパクト時に打点がブレてもフェース全体がたわみ、高初速を生み出すということです。
2つ目が最大のMOIを実現した新キャビティ構造。深重心化を実現したキャビティ構造により、前作の中空構造ヘッドに比べ、慣性モーメント(MOI)は12%も向上。またソール幅も6%広くなり、ダフリにも強くなっています。