「うまく当たれば190ヤード」それでも1番手大きいフェアウェイウッドを持つの?

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第16回

2024/05/16 ゴルフサプリ編集部



2打目で長いクラブを使って、グリーンにできるだけ近づきたいのがゴルファーの心理。だけど、ミスをしやすい長いクラブを並べるよりは、短いクラブを多めに入れたほうがスコアは安定するのでは? カリスマフィッターの鹿又さんが、アマチュアの“セッティング考”について述べた。
写真/ゴルフサプリ編集部

ロフト15度の3Wで地面にあるボールを打つときに、ドライバーより遅いHSでドライバーより高く打ち出すには、ミート率はもとよりHSが必要になります。しかも、弾道を高く上げていくにはスピン量がいるので、スピンが少ないタイプのFWだと球が上がる要素がありません。今の女子プロは、ドライバーのHSが42~43m/sくらいありますが、その上でヘッドを適正に入れて球を上げています。
実際のところ、ロフトが1度違っても、飛距離にすると変わって4~5ヤードくらい。FWの番手間は3度ピッチでできているので、1番手で違っても15ヤードくらいしか距離の差はありません。