スコアをまとめたいならホールヤーデージを2や3で割るクセをつけよう
石井良介のゴルフ・すべらない話:第38回
石井良介の一面を一人語りという形でお届けする連載企画「石井良介のゴルフ・すべらない話。今回は、ティショットをドライバーで打つか迷った時、どんな思考がスコアメイクに役立つか?というお話。
いいスコアで回ることを第一に考えた時、ティショットでドライバーを使うか迷うことがあると思います。その際、大抵の人は「フェアウェイウッド(以下FW)にしたところでミスらない保証はないからドライバーでいいか」と考え、結局ドライバーを持ちます。そんな場面を見るといつも、なぜドライバー以外の選択肢がFWだけなのだろう? と思います。
もちろんFWを否定するわけではありませんが、クラブの選択基準は目標スコアによって変わります。例えば、90切りを目指す人がパーを取りたいと考えるとします。そうなるとパーオンして2パットか、ボギーオンしてワンパットか。チップインは計算できないのでこの2つしかありません。
その前提でパーオン、あるいはボギーオンするには1打で何ヤード必要なのかを考えなければいけません。360ヤードのパー4でボギーが目標なら120ヤードを3回打てばいい。120ヤードを何番で打つかは人それぞれですが、その番手を使ってティショットでOBを打ってしまったら諦めがつくでしょう。
3打目の120ヤードがキツければ150ヤード打てるクラブを使う手もあります。すると3打目が60ヤードになり3オン2パットの雰囲気になってきます。180ヤードなら2打で360ヤードですからパーオンも考えられる。乗らなくてもグリーンの近くまでは運べるでしょうから寄せワンが取れるかもしれません。要はあなたがどれを選ぶかです。