いまどきの「7番アイアン」に注意! やさしいと思って買ったら難しかった!?

2024/08/31 ゴルフサプリ編集部 戸川 景



ひと昔前、昭和のゴルフにおいて、初心者は5番アイアンを持って練習をしていた。この事実を令和のゴルファーが聞いたら「え!そんな難しい番手で!?」と驚くはず。このようなギャップがなぜ生じることになったのだろう?
写真/ゴルフサプリ編集部

「初心者は5番アイアンから」と昭和のゴルファーは教えられたものだが、令和の今どきは「7番アイアンからがいい」というのが定番。理由は簡単、スペック的に打ちやすい番手が移行したからだ。

ロフト角30度、レングス37.5インチ。経験則から、つかまりやすさ、振りやすさ、打球の上がりやすさのバランスがいいスペックは、50年前から変わっていない。ただ、その「番手表示」が「5番」から「7番」に代わっただけなのだ。
「150ヤードはカネの5番で」が昭和のおじさんゴルファーの目安だったのは当然で、令和のおじさんより非力だったわけではない。

ただ、最近はさらにストロングロフト化が進んでいる。各メーカーではプロモデルでさえ、ロフトを立てることで飛距離の“見栄”を張らせようとしている。もう、「番手表記」は廃止して、「ロフト角/レングス」表記に移行すれば、こんな“見え”は無くなると思うのだが。