目土って、どうして必要なの? 目土の大切さを教えます

知っていると得するルール&マナー

2024/09/25 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦



「ターフを取ったり、ダフって芝をえぐったら、必ず目土をしろよ」というのはよくいわれることですが、なぜ目土が必要なのか、よく分っていない人も多いはず。そこで今回は、目土の大切さをご紹介。その理由を知れば、ラウンド中は目土が手放せなくなりますよ。
写真/ゴルフサプリ編集部

フェアウェイでショットしたときに、ゴボッと芝をえぐってしまった。そんなときは、えぐられた穴に専用の土を入れる(専用の土を「目土」といい、それを入れることを「目土をする」といいます)というのが、ゴルファーの常識です。

キャディ付きゴルフが当たり前だった時代は、キャディさんがせっせと目土をしてくれていたのですが、セルフプレーが主流になった昨今、ゴルファー自身が目土をする必要があります。

そもそもなぜ、目土をすることが必要なのか? 理由は、2つあります。

1つは、芝生のメンテナンスです。もともと目土は芝生の上にかけることで、根の乾燥を防ぎ、根や茎を保護してしっかりと根付かせるという役割を担うものですが、“補修剤”としての効果もあります。
凹んだ部分に目土を入れて地面を平らに整えることで、穴の周りから茎がニョキニョキ伸びてきて、時間が経てばその穴に芝生が生えそろうというのです。一方、目土をしなければ、なかなか元通りにはならないそうです。
しかもこの目土、ケガをしたときの処置が早ければ早いほど直りが早くなるのと同じように、早くするほど効果があるとか。カートの目に付くところに、「ターフを取ったら、すぐ目土!」という標語を掲げているコースもあるくらいです。