【ゴルフスイングとゴルフクラブには相性がある】バックスイングがゆっくりなら重め、速ければ軽めが良い!

吉本巧のゴルフギア教室 第36回

2024/10/12 ゴルフサプリ編集部



ゴルフスイングは十人十色だが、2タイプに大別することができるという吉本巧。そして、そのタイプによって合うドライバーと合わないドライバーがあると言うのだが……当たらないのは、そもそも相性が悪いから?!詳しく解説してもらおう。

今回のテーマはスイングタイプに合ったクラブです。アマチュアゴルファーをスイング別に大きく分けると「シャープスインガー」と「ゆっくりスインガー」に分かれます。まずはポイント別にそれぞれの特徴を列挙しますので、自分のスイングがどちらかを判別してください。

ポイント1はバックスイング。クラブを上げるスピードが早いかゆっくりか、です。シャープスインガーは始動で腕を使ってサッとクラブを上げ、その後体が回ります。これに対してゆっくりスインガーはバックスイングが遅め。最初から体を回転させるので、トップポジションまでに体がしっかり回ります。

ポイント2はトップの間です。シャープスインガーは間が短い、もしくは間がなく、バックスイングの反動でクラブを下ろします。ですから「トップで間を作りましょう」は、ゆっくりスインガーに向けたアドバイス。トップで間を作ってからでないとダウンスイングしづらいタイプならゆっくりスインガーです。

ポイント3はダウンスイング。シャープスインガーは、切り返しで反動を使うので即座にクラブが下ります。バックスイングを上げている途中で、ダウンスイング方向に腰が動き始めるイメージがあります。ゆっくりスインガーの場合は反動を使わず、トップで間を作ったら下半身からダウンスイングをスタートします。バックスイングとダウンスイングは別物的なイメージで、スイングのターニングポイントがハッキリしています。

プロにシャープスインガーが多く、アマチュアにゆっくりスインガーが多いのは、持って生まれたものと練習量の違いによります。アマチュアの方がプロのスイングをお手本にすると、自分のスイングと逆になる可能性が高いので要注意ですが、女子プロはゆっくりスインガーが多いので真似をするなら女子のゆっくりスインガーがおすすめです。