「股関節が入った飛ばせるアドレス」ってどういうこと? 正しい前傾の仕方を詳しく解説!【ゴルフ飛ばしてなんぼ!が出張レッスン!】

ゴルフコーチ・小池正次がわかりやすくレッスン|月1〜2回の練習で飛距離を伸ばす! VOL.4

2024/10/07 ゴルフサプリ編集部



飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がレクチャーする「すぐに飛ばせるようになるコツ」シリーズ。第4回は前回に続いて飛ばせるアドレスのポイントをレッスンする。「飛距離がよく出ているゴルファーはみんな股関節がしっかり入っています」と小池。どんな体勢で構えればいいのだろうか?

構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/丸山ゴルフセンター

ドライバーショットの飛距離を出すには「飛ばしのアドレス」が絶対条件です。飛ばせる人と飛ばない人の一番の違いは、「足腰のどっしり感」があるか、ないかに尽きます。

飛ばない人のアドレスの典型は、カカト体重と棒立ちです。カカト体重は腰が落ちてお尻が後ろに突き出ているような体勢で、棒立ちは上体の前傾角度が浅すぎる体勢です。

どちらも腰が立っている状態なので、下半身のどっしり感が見られません。下半身の安定感がないと下半身のパワーを活かしにくく、飛距離が伸びないのです。

飛ばしのアドレスの重要なポイントは「股関節がしっかり入った状態」をつくっておくこと。股関節が入った状態というのは、骨盤を前傾させて下半身の安定感を引き出すということです。

そこで両足を自分の肩幅くらいか、それよりも少し広くして直立の姿勢になり、両手でクラブを水平に持って腰の前に当ててください。

次にクラブを後ろ側に押して、軽く会釈するする感じで股関節から上体を折り曲げましょう。

このとき背中が丸くならないように、後頭部から背中のラインを真っすぐキープしたままで上体を前傾させることです。

最後に両ヒザを軽く曲げれば、股関節がしっかり入ってくることが体感できるでしょう。その体勢で両腕を自然に下げれば飛ばしのアドレスが完成です。

骨盤前傾のアドレスを作っておけば、バックスイングで右の骨盤にパワーをためやすくなり、上体の捻転をしっかり支えることができるからパワーロスがないのです。

腰が立ったアドレスは足腰のどっしり感に乏しく、バックスイングで腰が右に流れやすくなります。上体の捻転を支えらないし、スイング軌道も安定しにくい。

飛ばせるようになるには、まず自分のアドレスをチェックしてみてください。