7番と6番の飛距離差がない? それってもしかしたら「ライ角」が合っていないからかも!

ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第162回

2024/10/11 ゴルフサプリ編集部 T島



クラブのライ角をどのくらいの人が気にしているだろうか? アイアンやウェッジを購入したら必ずフラットに調整するというT島氏。調整するのとしないのとでは、ソールの抜けがまったくのだとか。見逃されがちだけど大事なライ角についてゴルフライターのT島氏と大蔵ゴルフスタジオのフィッター・金子氏が語り合います。

 どの番手までライ角は気にしていますか?
 ドライバーとパターはロフト角が小さいので影響を受けにくいでしょ。でも、パターはライ角が合っている方が構えやすい。フェアウェイウッドやユーティリティも可変スリーブだったら、フラット側に調整しているよ。可変スリーブじゃないモデルを使う時は、シャフトを入れる際にフラットにして!とお願いしています。
 T島さん、ドライバーをリシャフトしても全然測らないし、あまり細かく気にしないイメージがありますが、ライ角は違うんですね。
 そうだね。日本で一番ライ角の大切さを説いているマーク金井さんと長く仕事していたからね。
 大蔵ゴルフスタジオ、基本的にライ角が調整できるアイアン、ウェッジしか扱わないと決まっています。(一部例外もありますが)
 ライ角調整はとても大事なのに、あまり知られていないよね。それと大蔵ゴルフスタジオは、構えた時の見え方とか構えやすさを細かく調整してくれるね。
 そうなんです。通常ロフト角を調整したら、フェースプログレッション(FP)が変わるんですけど、そうならないように“ロフトだけ調整”とかしちゃいます。
 それって、ツアープロのサービスと同じレベルじゃないかな。
 実際、何人もツアープロのクラブを調整していますからね。
 でも、ライ角調整だけというメニューはないのよね。
 フィッティングしていただいて、シャフト選びからまかせていただいたお客様のみの対応となっております。
 トータルでクラブ調整しないと意味がない!というこだわりですな。