【中井学のパッティングレッスン】カラーからはカップを“○○の距離分”オーバーさせるつもりで打つ!

残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(5)

2024/10/18 ゴルフサプリ編集部



グリーンまで近いケースではもちろん、多少距離があっても花道やカラーにボールがあったらパターで寄せるのが簡単確実

写真/圓岡紀夫 協力/千葉セントラルゴルフクラブ

惜しくもグリーンに届かなかったボールがカラーや花道に止まっていた。こんな時、ウェッジを使うかパターを使うか迷う人が多いと思いますが、カラーとグリーンの間に大きな段差がなければ、迷わずパターを使いましょう。

もちろん迷う気持ちはわかります。カラーからパターで打つと、多かれ少なかれ花道やカラーの芝に食われて球足が急激に弱まります。程度によっては、かなりショートして「やっぱりウェッジで浮かせてグリーンに落とせばよかった!」と後悔することになるのです。

悲劇を招かずパターでカップに寄せるポイントは、一にも二にもどれくらいの強さで打つか。パターはウェッジのようにダフりやトップしづらいですから、適度な強さで打てさえすれば簡単に寄せることができます。

で、どれくらいの強さが必要かというと、カラーや花道の距離分カップをオーバーさせる強さです。

写真のように、パター1本分グリーン手前なら、パター1本分カップをオーバーさせるタッチで打つわけです。この距離感を基準にして、上りや逆目のラインならさらにプラスアルファのタッチで打ちます。ちなみに逆目か順目かは、グリーン面を見て判断します。暗く見えたら逆目、明るければ順目です。