【100切りゴルファーに提案】ピンまで20ヤードの花道。グリーンに乗せるだけならパターのほうが簡単!

残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(6)

2024/10/25 ゴルフサプリ編集部



アプローチ=ウェッジという考えを、ちょっと横に置いて考えてみましょう。ボールとピンの間にラフなどの障害物がなければ、ボールを浮かせる必要はないですよね? そうなのです。グリーンに乗せるだけなら、パターで転がしたほうが安全・安心・簡単なのです!と言う中井学。たしかに一理ありまよね?
写真/圓岡紀夫 協力/千葉セントラルゴルフクラブ

よく言われることですが、アプローチは極力やさしい方法で行いたいもの。「アプローチ=ウェッジ」と考えている方が多いと思いますが、まずは、それがあなたにとって最もやさしい方法かどうかを考えてみてください。

例えば、打っていく方向にハザードやラフがない花道から寄せる時。ウェッジでザックリやトップしていませんか? まあまあやっていたら、ウェッジはベストなセレクトではないかもしれません。

ロフトの立ったクラブで転がす方法もありますが、普段から練習しているでしょうか? 練習していないことを実戦でいきなり成功させるのは無理です。そうなると、選択肢はラウンドでの使用頻度が最も高く、ダフりやトップのリスクが低いパター一択になります。

これはプロも同じで、パターが一番やさしい状況なら迷わずパターを使います。ウェッジを多用するのは、グリーンが速かったり、途中のグリーン上にマウンドがあるなどイージーではない状況だからです。

パターを使う場合、気になるのは距離。花道からだとグリーンに届く前に芝に食われて急激に球足が鈍るため、みなさん長い距離は打てないと考えます。おそらくグリーンまで10ヤード程度距離があり、そこからピンまで10ヤードの計20ヤードだったらパターを使う人はいないでしょう。