「グリーンフォークって、スコアがいくつになったら携帯するものですか?」今でしょ!

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第117回

2024/11/18 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典



ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

グリーンが空いたからと、すぐに打って、横に止まっていたカートにボール直撃。
打ち込み事故です。打ち込みはどんな理由があっても正当化されないマナー違反で、ゴルファーの資格を問われるエチケット違反です。

「でも、進行も大切。スロープレーで後ろの組以降全てのゴルファーに迷惑がかかっていると思ったら、グリーンに打ち込んだのではなく、トロトロと動かないカートにミスショットが飛んで行った場合は、情状酌量があっても良くないか?」
という意見も、根強くあります。

安全第一なのか? 進行優先なのか? マナーの優先順位についてのゴルフ談義は、古今東西、尽きることはありません。

建前というか、法律論としては、安全第一が最上位、進行は次点となりますが、ゴルフという特別な世界の中では、安全の確保、思いやりの実践、コースの保護、プレーのペースというエチケットの四本柱は、等価であると定義されいます。
つまり、優先順位はなく、全てのマナーは、欠けることなく発揮されてこそ、その存在意義があるのです。

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