100切り後もゴルフを続ける? ならば、90台を出す前にクラブは本気で選んだほうがいい
吉本巧のゴルフギア教室 第42回
100切りゴルファーのキャディバッグの中身は、大抵が家族や先輩からのお下がりクラブで構成されている。しかし、100を切った後もゴルフを続けるのであれば、そのクラブセッティングだと上達の妨げになると吉本巧は言う。100切りゴルファーが、100切り後も楽しくゴルフを続けていくためのセッティングを吉本巧に教えてもらおう。
前回、ドライバー、ユーティリティ(以下UT)、ミドルアイアンの3本でフルスイングをしてスイングを固めれば100は切れると話しました。その技術的なポイントにクラブセッティングがフィットすると最小限のストレスで100が切れます。ということで、今回は100切りのクラウセッティングについて話します。
100切りを目指す方の多くが使っているクラブは、どなたかのお下がりや適当に買った単品、あるいは初心者用のセットだったりで自分に合ったものではありません。同時に多くの人が100を切ったら自分に合ったクラブを買おうと考えています。
ここでポイントになるのは、今後本気でゴルフをやっていくのか、そこまで本気じゃないのか。それによってクラブ選びが変わります。もし、あなたが前者なら100を切る前でもクラブを選んだ方がいいと私は思います。なぜなら100を切ってからだと、合わないもので基礎固めをする時間が長くなるからです。先生がいない人は自分で買うタイミングを見計らうしかありませんが、クラブを手に入れた途端に100が切れることもありますから、クラブのことも念頭に入れつつスイングを固めてください。
いずれにしても100を切るまでのセッティングは骨組みだけでOKです。骨組みとはドライバー、フェアウェイウッド(以下FW)1本、UT1本、5番~ピッチングウェッジのアイアンセット、ウェッジが2本。アイアンセットはモデルによって本数が違うので6、7番からでも問題ありません。この本数を一応揃えておき、練習、ラウンドともにドライバー、UT、ミドルアイアンの3本をメインに使います。