フェアウェイキープ率1位! 日本一“曲がらない男”! 稲森佑貴のドライバースイング連続写真
カラダのムダな動きを徹底的に排除し スイング軸をしっかりキープして打つ!
フェアウェイキープ率1位、2025年も「日本一曲がらない男」になった稲森佑貴のドライバースイングを解説。
JGTO 2024 ツアー公式記録でフェアウェイキープ率1位になったのが稲森佑貴選手。日本一曲がらないと呼ばれる稲森選手は、9季連続でキープ率1位を獲得。さらに、キープ率歴代最高の80.957パーセントをマークしました。
稲森選手の最大と言える特徴は、ムダなカラダの動きがなく、シンプルかつスムーズにカラダを回転させてスイングするところでしょう。ほとんどのアマチュアゴルファーに見られるスウェーや伸び上がり(起き上がり)といった動きは微塵もなく、スイング軸をしっかりと維持したまま振り抜いています。連続写真を見るとアドレスからフォロースルーまで、頭の位置をキープしたままスイングしているのが見てとれます。頭が左右前後に動かなければ、スウェーや伸び上がりはまず起こらないため、スイング軌道、そしてフェース面はすこぶる安定します。その結果、安定したスクエアインパクトが得られ、方向性はもちろんのこと、飛距離アップの可能性も大きく広がります。
アベレージゴルファーをはじめ、アマチュアゴルファーの多くは飛距離アップしたいからと、遮二無二クラブを振り回しがち。力一杯クラブを振り、ヘッドスピードを上げて飛距離アップを図ろうとします。ヘッドスピードを上げる努力は良いことですが、力任せなスイングではなかなかジャストミートできません。今よりもっと飛ばしたいと考えるなら、稲森選手のようにムダな動きを徹底的に排除し、しっかりとスイング軸をキープしたスイングが大切。そしてスイートスポットで確実にボールをとらえる技術を身につけましょう。
そのほか、ぜひ真似をしてほしい点はダウンスイングでしっかりと両脚を伸ばすところです。脚が伸びると骨盤の回転が容易になるため、カラダの回転を主体的に使ってスイングする人、スイングしたい人には欠かせない動作といえます。また、脚を伸ばすことでカラダの回転速度が上がるので、ヘッドスピードアップに還元できます。
アドレスからインパクトまで、フェースの向きをできるだけ変えずにスイングしている点も見逃せません。バックスイングやダウンスイングの途中でフェース面が必要以上に開いたり、閉じたりしないようにしていることが見てとれます。開閉の度合いが小さければ、それだけスクエアインパクトの可能性がアップし、ナイスショットの確率が広がります。
稲森選手のように安定したドライバーショットが打ちたいなら、ここに紹介したことを参考にしてみてください。