弾道計測器、使いこなせてる? 【振っている感覚と弾道を繋げる】ハイテクマシンの賢い利用法
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第47回

今や多くのゴルフ関連施設に弾道計測器が導入されるようになった。自分の打球がどのくらい飛んだか、どういうふうに飛んでいったのか。マシンによっては、クラブの軌道に関するデータがはじき出されるものもある。じゃあ、弾道計測器の数字にすべてを委ねていいのか? カリスマフィッターの鹿又さんはこう答える。
今はいろいろなタイプの弾道計測器が出ています。最高機種で言えば「トラックマン」や「フライトスコープ」のように、レーダー系・ドップラー系の弾道追尾型。ハイスピードカメラ式の有名どころは「GCクワッド」。これらは車が買える価格帯です。価格は抑えられますが、新しいところで言うと「ラプソード」みたいにサブスク的に展開してるところも。もっと言えば「トップトレーサー」や「トラックマン」が備わっている練習場もあります。今はお店で計測するのも当たり前になりました。
計測される数字やデータに関して、かなり敏感になってる人も多いと思います。そういう計測器を利用することによって、スイングや弾道を改善したりできる部分もある一方で、数字やデータに踊らされてしまっている部分があることも否めません。
そういう“数字”って絶対的に変わらないモノって思えてしまいますが、計測器によって出てくるデータ・数値が違うのも事実。あとは「何に強い計測器か?」っていうこともあり、追尾型かカメラ型かによっても変わってきます。そういう“癖”があることも認識したほうがいいでしょう。