テンフィンガーグリップは飛ばしに向いてる!? 右手のパワーを活かせて当たり負けしなくなるぞ!【ゴルフ飛ばしてなんぼ!】

ゴルフコーチ・小池正次がわかりやすくレッスン|月1〜2回の練習で飛距離を伸ばす! VOL.25

2025/03/03 ゴルフサプリ編集部



飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がレクチャーする「すぐに飛ばせるようになるコツ」シリーズ。第25回は飛ばしのテンフィンガーグリップを取り上げる。「案外知られていませんが、飛ばしに特化したグリップですから、試してみる価値アリですよ」と小池。テンフィンガーグリップで大幅飛距離アップも夢ではない!

構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/丸山ゴルフセンター

皆さんもよくご存じのように、グリップの握り方にはオーバーラッピングとインターロッキング、テンフィンガーの3つがあります。
オーバーラッピンググリップは右手の小指を左手の人さし指、あるいは人さし指と中指の中間に重ねる握り方で、昔からポピュラーなグリップとして知られています。性質としては右手が左手の邪魔をしないように右手の力をセーブする感覚が生じやすいという点があげられます。

インターロッキンググリップは右手の小指と左手の人さし指を絡める握り方で、右手がひとり歩きをしないように両手の一体感を高めるのが一番の目的といえます。基本的には手が小さい人に適しているといわれていましたが、今ではパワーヒッターの中にもインターロッキンググリップに握る人もかなり増えてきました。

でも飛距離がもっと欲しいなら、テンフィンガーグリップがオススメです。左手の親指をグリップに添えるのはほかのグリップと一緒ですが、両手を分離させて握るのが特徴で10本の指の全体で握る感覚となります。
オーバーラッピンググリップやインターロッキンググリップが右手の力をセーブする役割を持つのに対して、テンフィンガーグリップは右手の力を活かしやすくするための飛ばしに特化したグリップです。

右手のパワーを利用しやすいということはインパクトで当たり負けしない。自分のパワーを100パーセント発揮しやすい。そんな理由から、私自身も7~8年前からテンフィンガーグリップに握って飛ばしています。

ただし右手と左手が離れすぎないように注意してください。両手を密着させた上でテンフィンガーに握りましょう。
左手の親指をグリップから外して野球のバットを持つようなベースボールグリップもありますが、左手親指までグリップから外してしまうとクラブコントロールが難しくなるので避けたほうがいいでしょう。

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