5番アイアンが上手く打てないのは、腕前のせいでもヘッドスピードのせいでもなかった?

5番アイアンが上手く打てない3つの理由とその対策。

2025/03/11 ゴルフサプリ編集部



還暦を過ぎたら5番アイアンが難しく感じて、代わりにUTを使うようになってきた。記憶を辿って見れば、UTが一般化する前はシニアゴルファーも5番アイアンを普通に打っていたのに、どうしてなのかを考えてみたら3つの理由があった。

6番アイアンまでは何とか打てるけれど、5番になると急に難しく感じる。そんな風に感じるゴルファーは私だけではないだろう。スコアは大したことはなかったけれど、30代までは何の苦もなく打てていた5番アイアンが、60歳を過ぎたら急に思うように打てなくなった。「歳だから仕方がない、UTがあればいいじゃないか」と自分に言い聞かせていたのだが、先日、クラブデザイナーの宮城裕治氏がYouTubeでこんなことを言っていた。
「5番アイアンが打てないのではなく、5番アイアンが打てないクラブを選んでいるからでしょ」 と。

アイアンのロフト。これが、5番アイアンを思うように打てないひとつめの理由だ。

大学を卒業してゴルフクラブメーカーに入社したのが41年前。当時のアイアンのロフトは7番で34度前後、6番で30度前後、5番で26度前後だった。これが今では、7番で30度が当たり前、中には25度の猛者もいる。5番になるとさらに立っていて、24度とか21度になっている。41年前なら3番とか4番のロフトなのだから、機能的に進化していたとしてもやさしいはずはない。

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