ライン読みはグリーンに乗ってからじゃ遅い!? スコアを求める人はグリーンを狙うショットの時から考えている

石井良介のゴルフ・すべらない話:第68回

2025/03/19 ゴルフサプリ編集部



アベレージゴルファーにとってパーオンは大きな目標。乗れば気分がアガる。でも「勝負はそこからで、パーオンしたからといって同伴競技者とおしゃべりしている場合ではありません!」という石井良介。スコアを求めるのならば、グリーンに乗る前から“ある程度の傾斜(ライン)”の情報を収集しておくべきだと言う。

ハッキリ言って、グリーンに乗ってから上り下りやスライス、フックを考えているようでは、バーディはおろかパーも危うい。ボールの後ろに立って「これスライスかな?」なんて論外で、乗る前にある程度ラインがわかっていなければいけません。

もっと言えば、ショットでグリーンを狙う時、究極的にはティショットから考えなければいけないことですが、ラウンド機会が少ないアベレージゴルファーの方はそうもいきませんから、グリーンを狙うショットを打つ前、最低でもグリーンオンしたら必ず遠目からグリーンを観察しましょう。

必ず見ておきたいのはグリーンの一番高いところと一番低いところ。遠目から目視できる傾斜は斜度があり、パットに大きく影響する可能性があるからです。いざグリーンに乗ったら傾斜が違った、というケースもありますが、遠目に見える傾斜の情報はほぼ裏切りません。また、迷った時の判断材料にもなるので高低の目星はつけておくべき。グリーンには一番低いところから乗って傾斜の情報を整理します。