アジアの新星、コー・タイチってどんな選手? 5月8日開幕「インターナショナルシリーズ ジャパン」出場

5月8日(木)に開幕する「インターナショナルシリーズジャパン presented by マオタイ」。日本勢では石川遼や今平周吾などが、そしてLIVゴルフ参戦中の香妻陣一朗を含めて実力のある選手たちが出場する。注目すべき選手の多い大会だが、その中で一際注目の若手がアジアンツアーで急成長を遂げている香港出身のプロゴルファー、コー・タイチ(許龍一)だ。これからの活躍が期待されるコー・タイチとはどんな選手なのだろう。
写真提供/アジアンツアー
コー・タイチ(許龍一)は、香港出身。日本人の母を持ち、日本語・英語・北京語の3言語を操るトリリンガルだ。
2023年3月に香港ゴルフクラブで開催された「ワールドシティ選手権」にて、コーは通算12アンダーでアジアンツアー初優勝を飾った。香港出身選手としてはツアー史上初の快挙であり、その功績は地元メディアを中心に大きく報道された。
その後も安定した成績を重ね、2023年のアジアンツアー賞金ランキングで9位にランクイン。新人王にも選出されるなど、アジアゴルフ界で確固たる存在感を示している。
コーの持ち味は、キャリーで290ヤードを超えるドライバーショットと、150〜200ヤードの中距離のショット精度の高さ。飛距離だけでなく、状況に応じた戦略的な判断力にも定評があり、コースマネジメントの巧みさが際立っている。また、プレースタイルは常にアグレッシブでありながらも冷静な判断を欠かさない点が特徴だと言われている。