180ヤード前後を打つ番手がスコアメイクの要になる。セッティングの見直しはUTかショートウッドから
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第69回

回るコースによってクラブを入れ替えたら、スコアメイクが楽になるかもしれないし、プロみたいでカッコいい。ヤーデージが長いコースではこのセットで対抗する、ハザードが多いコースではこっちのセットで攻略する……。先立つものはあるけれど、それができれば効果的なのでは? カリスマフィッターの鹿又さんに聞いてみた。
実のところ、日本の男女ツアーで“セッティング変更”をして戦うプロが全体の中でどのくらいいるかというと、おそらく3~4割くらいか、2~3割と言ってもいいくらいです。決して、多数派ではありません。
ベースのセッティングが“王道の組み合わせ”でムラなくキレイに並べている選手と、自分が打ちたい距離をキレイにクラブで分けている選手がいるので、そういう結果になるのでしょう。対して、PGAツアーのプレーヤーたちのセッティングはもっと個性的なので、コースによってクラブを入れ替えている選手はもう少し多いと思います。