ボギーペースで回れるはずのコースで大叩き。でも、自分は下手だ、なんて思っちゃダメ!
今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション【12】

ゴルファーなら聞いたことのある定説や風説を取り上げ、「なるほど」とゴルファーが納得できる答えを蝶ネクタイを締めたプロコーチ・今野一哉とともに考える連載企画。今回は、大叩きからの大崩れをどう回避するか? です。
今回のテーマは、大叩き! です。良いラウンドが続いたと思ったら、突然100を叩いちゃう。そんな90切りゴルファーのために、大叩きについて解説をお願いします。
90切りゴルファーということは、良くてパー、ボギーが標準でダボがチラホラある、というボギー中心のゴルフをしているということですよね。
そうですね。大叩きした時は、そこに8とか9といったホールが混ざってきます。
大叩きしてしまう時って、そうした悪い意味での“ビッグスコア”をきっかけに大崩れしてしまうことが多いですよね。
はい。気持ちがガクーンと落ちちゃって、「今日もやっちゃったか」と、その後のプレーに影響します。
自分の実力と数字(スコア)が必ず一致するとは限らないのがゴルフの妙です。だから、大叩きを回避するには、ダブルパーとか叩いてしまっても、気持ちを切り替えてプレースタイルをキープする必要があります。1ホールだけの結果に左右されて、自分が下手になった、上手くなったと考えてしまうのは良くありませんね。
下手だなと思っちゃう時ありますね。
それはいけませんね。ちなみに、その逆もあるんですよ。
パーが続いたら「俺、上手いかも」って思っちゃう、みたいな?
そうです。そのパーはボギー覚悟で打ったパットが入っただけかもしれません。いいプレーをした時は驕らず、今日のところは受け取っておくけど、という気持ちが大事です。