なぜ奇跡の一打を打てる、と考えてしまうのか

ゴルフサプリ ティショットを曲げてしまって、次のショットは林の中から。こんな時、木と木の間にグリーンが見えていたりすると、安全策を選んで横に出すよりもチャレンジングな選択をしてしまいがちなのがアマチュアです。
今野 あるあるですね。で、キンコンカンと木に当てて、また林の中から打つハメになる、と。
ゴルフサプリ はい。僕もゴルフを始めたばかりの頃は、よくそんなことをやっておりました。ところで、どうして木と木の隙間を狙い打てるという判断をしてしまうのでしょうか!
今野 ゴルフボールは小さいですからね。人が通れるような隙間があれば、打てるだろうと思ってしまうこともあるでしょう。それに、少しでもグリーンに近づけられれば、スコアを良くできるのではという心理が働いてしまうのでしょう。
ゴルフサプリ ティショットで曲げて林に入れているわけですから、そう思ってしまうところはあります。
今野 そもそも林の中から隙間を狙いうとうという判断をしてしまう人は、普段から無理をしがちな人だと思います。奇跡の一打にかけたいという冒険心が働いて、成功すれば大きな報酬が得られると、思っているのです。
ゴルフサプリ 報酬ですか。横に出すよりも、グリーンに近づけるという?
今野 この場合はそうでしょうね。ですが、そこまで報酬は大きくないはずなんですよね。残り距離や隙間を抜けた先の状況にもよりますが、最高の位置に運べる確率はかなり低い。ハイリスクローリーターンだと気付ければ、横に出すという判断ができるのですが、それができない。
ゴルフサプリ 冷静ではないということですね。
今野 簡単に言えばそうですね。

林の中から、狙えるなら前進杭を狙うとより良い結果に?

ゴルフサプリ でも、出すだけっていうのが正解だとしても、少しでも良い結果を得たいのです。何か良いアドバイスいただけないですか。
今野 前進杭を狙うのではどうでしょう。前提としては、安全に狙える場合にですが。
ゴルフサプリ どうして前進杭なのですか?
今野 前進杭、プレ4(プレーイングフォー)を打てるエリアというのは、ティショットを曲げてしまったゴルファーのために「ここからならプレッシャーなく打てますよ」というやさしいエリアに設定されていることが多いからです。だから、とりあえずフェアウェイよりも、前進杭・プレ4を打つエリアが狙えるなら、そこに打ったほうがいです。
ゴルフサプリ それは良い目印ですね。
今野 でしょ? しかも、その打ちやすいエリアから3打目を打てるわけです。
ゴルフサプリ なんか得した気分になれそうですね。
今野 はい。ですから、前進杭(目印)の周辺、もしくはそれよりも前方に打てるなら、そこを狙ってみましょう。
ゴルフサプリ 他には何かありますか?
今野 これも前が開けていて、安全に打てるという前提ありきですが、自分が得意な番手・距離を打ちやすいところにボールを出すというのはどうでしょう。
ゴルフサプリ 横に出して、単純にグリーンまでの距離を残すのではなく、得意な距離を打てる場所に出す、ということですか。
今野 はい。好きな番手はありますか?
ゴルフサプリ 7Wが好きですね。180ヤードくらい飛んでくれます。短く持ったら160ヤード。
今野 では、7Wが打てるところに出しましょう。林の中に入れてしまっているので、3打目は失敗したくないですよね。でしたら、3打目では安全にグリーンに近づけられる、または乗せられる確率の高い番手を打てる場所にボールを出しましょう。グリーンに近づけて、そこから寄せワン成功となったら、ボギーで済ませられるかもしれません。
ゴルフサプリ 前進杭と得意な番手、覚えておきます!

今野一哉(こんの・かずや)
JGTOツアープレーヤー。18GOLFプロデュース / キッズゴルフ代表。アマチュアゴルファーの指導やジュニアゴルファーの育成に力を注ぎながら、各ゴルフメディアで活躍中。蝶ネクタイスタイルはゴルファーへ「サービスし、尽くす」と言う意味を表す。


今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション

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