荒木優奈の、“米粒ひと粒”大の鉛へのこだわり【ゴルフ5レディスで初優勝】
ついに勝利した荒木優奈!クラブのこだわりもすごかった!(写真は2025年ゴルフ5レディス 撮影/Getty Images、森伊知郎)
日本女子ツアー「ゴルフ5レディス」最終日(7日、千葉・ゴルフ5カントリーオークビレッヂ)は荒木優奈が嬉しいプロ初優勝を挙げた。そのクラブを見ると、ドライバーと3番ウッドには米粒ひと粒の大きさほどのサイズの鉛が貼られていた。プロデビューしてから、なんと692ホール もダブルボギーを打たなかったルーキーの規格外のこだわりとは。
その中のドライバー(G440 LST)のヒール寄り。
3W(G440 MAX)のヘッド後方 には、パっと見ただけでは見落としてしまいそうな2×3ミリほどのサイズ。米粒ひと粒大きさの鉛が貼られていました。
さらに「カチャカチャ」の部分にも形状に合わせて綺麗に、そしてとても小さな鉛が貼られています。
重さにしたら1グラムにも全く満たない、コンマ数グラムのものでしょう。
荒木がクラブに求めているのは「ドライバーは飛んで曲がらないこと。FWはその流れを大事にしています」というもの。
さらに、「つかまりすぎない」というのを大事にしているのだそうです。
その度合いは実に微妙なもの。まずは普通の大きさに鉛を貼り、曲がり幅など弾道によってどんどん小さくしていき、たどり着いたのがこのサイズだったのだそうです。
貼っても貼らなくても変わらないのでは?と思いそうなサイズですが、荒木にすれば違うのだとか。
形状も幅も違うのは、「私がやるとぐちゃぐちゃになってしまうので(笑)」ということで、父親が切っては貼りを繰り返しているとのことでした。