ドッグレッグ攻略は“自分の正解”を探すゲームだ!「セオリー通り」じゃもったいない!?
スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント Season2 VOL.08 マネジメント編
ゴルフには「こうするのが当たり前」といったセオリーが多く存在する。しかし、それが万人に当てはまるとは限らない。自分にしかない「やり方」だってあるのだ。
ゴルフトゥデイ本誌640号/96〜97ページより
取材・構成・文/三代 崇 イラスト/庄司 猛
山下美夢有プロと竹田麗央プロ。2人ともキャディバッグをかつがせて頂いたことがある間柄ですから、海外ツアーの大活躍を大変うれしく思います。2人ともドライバーが得意ですが、得意の内容は違います。山下プロはフェアウェイに置くのがうまくて、竹田プロは距離を出すのがうまい。距離が違うのですから、コースマネジメントの考え方が大きく変わってくるのは当然のことです。
私が思うにはマネジメントには正解なんてありません。大事なのは「自分の正解」を見つけることです。たとえば右ドッグレッグホールを例にあげましょう。木越えのショートカットはリスクが大きいから、フェアウェイ左サイドを狙ってセーフティに打つ。2打目の距離が長くなっても、2打目でグリーン方向を狙いやすい。「遠回りルート」で攻めるのがこの場合のセオリーと考えられています。