ショット地点で、使わないクラブをポイ。でもその置き場所を間違えると、2打罰になるって知ってた?

ゴルフのルール&マナー

2025/09/24 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦



セカンド以降は、クラブを2~3本持ってボール地点に行くというのが今や常識ですが、使わないクラブはどこに置けばいいかご存じですか? 「使わないんだから、どこに置いてもいいんじゃないの?」と思っている人もいるようですが、間違えると2打罰になることも。果たして、置いてはいけない場所ってどこ?

ショット地点までクラブを2~3本持って走るというのは、昔から推奨されていることですが、特にプレーファストが重要になってきている昨今は、そうすることが常識になりつつあります。

しかしその一方で、使わないクラブの置き場所に関しては、ほとんどのゴルファーが無関心。適当なところにドスンと置いたり、中にはきちんと置くのが面倒なのか、ポイっと投げる人もいます。果たして、どこに、どのように置くのがいいのか?

まず、グリーンを狙うショットの場合。置き方に決まりはないのですが、背中側など、自分の視界に入らないところに置くというのが正解です。その理由は、ルール上、目標を定めたり、スタンスを取ったり、スイングをするための目印になるような形で物を置いてはいけないということになっているからです。

例えば、正面にポンと置いたクラブがスタンスと平行になっていたら、それに合わせて構えたとみられかねない。そういう場合は、自分にはそのつもりはなくてもペナルティーになる(2罰打)ということです。

同じように、飛球線と反対方向(体の右サイド)に置く人もいるようですが、これもオススメできません。バックスイングでクラブを上げる方向を確認したとみなされ、2罰打になることがあるからです。

プライベートのラウンドでは、そんなにうるさくいわれることはなくても、競技では、「疑われることはしない」というのが鉄則。スイング中は、視界に入らないようなところに置くようにしましょう。