11 月にフォーティーンから発売される『TB-3 フォージド』。フォーティーンと言えば 2020 年に発売した初代『TB-5 フォージド』が大ヒットしたが、今回はそれを超えるアイアンを目指していた。

取材当日、石井良介に『TB-3フォージド（以下、TB-3）』を見せたときの第一声は、

「キャディバッグに入っているのを見たら『TB-5 フォージド（以下、TB-5）』なのかなと思っていましたが、手に取ったら『TB-3』というロゴが入っていてビックリしました。『TB-3』って何ですか? まだ『試打るTV』でも打ったことがなくて、全く情報がありません」

せっかくなので今回は事前に製品説明をしないで石井良介に『TB-3』を打ってもらった。

「見た目の印象として『TB-5』に近い感じかなと思ったけど、打ってみるとナイスショットできるエリアがかなり広くなっています。ウォーミングアップで、軽めにテキトーに打ったときでもナイスショットが打てました。これは想像以上にやさしい。それでいて打球音、打感もかなり『TB-5』に近いフィーリングでした」（石井）

やさしいのに『TB-5』に近い打感。実は『TB-3』も『TB-5』同様に単一素材の軟鉄鍛造アイアン。それでいて、『TB-5』よりもやさしいアイアンを目指していた。フォーティーンのブランド執行責任者の池田は『TB-3』の開発コンセプトについてこんな話をしている。