ロングパットが上手な人は「基準となる距離」を知っている。自然に振ったら”何歩分”コロがるかを把握しておこう

スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント Season2 VOL.10 マネジメント編

2025/12/03 ゴルフサプリ編集部



ゴルフプレーに「緊張感」は付きものだ。緊張感とどう向き合うかで、プレー内容もスコアも大きく変わる。気持ちを整えて一打一打を大事に打とう。

ゴルフトゥデイ本誌642号/98〜99ページより
取材・構成・文/三代 崇 イラスト/庄司 猛

ロングパットが苦手で10メートル近くか、それ以上の距離が残ると3パット、4パットしてしまう人は多いことと思います。ロングパットはプロたちにとっても悩みのタネで、いかにカップの近くに寄せられるかを日々の練習で研鑽練磨を重ねています。そこであるプロコーチから聞いた話がとてもタメになったので、皆さんにそっとお教えしましょう。

たとえば7番アイアンの距離は150ヤードが目安という自分の基準となるものがありますよね。PWなら110ヤードとか。だけどパットに関しては距離の基準をアマチュアの方々は持っていない。でもプロたちはちゃんと持っているんですよ。

自分の一番気持ちいいストロークというか、パターを自然に振ったときにボールがコロがる距離の基準を知っています。何も考えずに気持ちいいストロークでボールをポーン、ポーンと3球続けて打つと、3球とも大体同じ場所で止まります。そして止まった場所までを歩測して実際にコロがった距離を把握しておく。10歩とか12歩とか距離の基準はプレーヤーによって違いますが、これがロングパットを1パット圏内に寄せる決め手となるのです。