ダウンスイングで「速く振ろう」とするほど飛ばない? ヘッドスピードが上がらない本当の理由
勝又優美は見た!「そのスイング改造、いる、いらない?」Case.43
これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンした勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマはダウンスイング。前回、ゆっくりバックスイングして速く下ろすのはあり、という答えに至ったのを受け、そこで気をつけなければならないダウンスイングでの注意事項を教えてもらう。
スイングにキレがなくなってきた人が、バックスイングをゆっくり上げてダウンスイングを速く下ろすのは一つの手ですが、結局のところダウンスイングでクラブスピードをアップさせたいのはゴルファー共通の思い。それがままならずにうまくヒットできない人が大半なのですが、こうなる原因のほとんどは自分でクラブを速く振り下ろそうとすることにあります。
クラブを速く下ろす=クラブヘッドを速く下ろすということ。みなさんはこう考えていると思います。実はこれが多くの方の悩みのタネであるアーリーリリースを招きます。実際のところヘッドは速く下ろせているわけで、そういう意味ではやりたいことができている、ということになりますが、裏を返せばヘッドを速く下ろそうとしている限りアーリーリリースはなくならないのです。