「上げて、止めて、打つ」は振り急ぎ対策として正解なのか?

勝又優美は見た!「そのスイング改造、いる、いらない?」Case.44

2026/01/02 ゴルフサプリ編集部



これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンした勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマは”止めるスイング“。ショットが当たらない時に「振り急いでるよ!」と言われたことがある人は少なくないはず。そうなるといっそのこと「上げて、止めて、打つ」の方が安全なのでは、とも考えがち。果たしてこれって有効、それとも無効?

振り急ぎを防ぐためにゆっくり振るのはいいと思いますが、ゆっくりは人それぞれ。側から速く見えても当人はかなりゆっくりだったり、その逆のパターンもなきにしもあらずですから、第三者から見て速いかゆっくりかは、あまりあてになりません。となると自分の中で「上げて、止めて、打つ」の基準を作らなければならないわけで、それができれば実践してもいいでしょう。

ただ、気をつけてほしいことがあります。「上げて、止めて、打つ」となった場合、トップで一旦停止するイメージがあると思いますが、スイング中に体が完全に止まることはありません。例えば腰はずっとスイングをリードし続けています。体の回転運動に伴ってクラブに生じる遠心力がスイングの動力源ですが、これは中心との引っぱり合いがないとテンションがかからなくなりますから体が止まることはないのです。