7番アイアンのロフトは何度が正解? 飛距離とロフトの“ちょうどいい関係”を整理する

吉本巧のゴルフギア教室 第99回

2025/12/27 ゴルフサプリ編集部



いまや7番アイアンでもロフトは29度以下から35度前後まで幅広くなりました。「飛ぶ7番」が当たり前になった一方で、その飛距離、本当に自分に合っていますか? そんな悩みの裏には、ロフトとヘッドスピードのミスマッチが隠れていることも少なくありません。今回は、7番アイアンの適正ロフトをヘッドスピードと実際の飛距離から整理し、今の自分に合った“ちょうどいい7番アイアン”の考え方を解説します。

ストロングロフトのアイアンが増えてきたことで、同じ7番アイアン(以下7I)でもさまざまなロフトが存在している昨今。角度にすると5〜6度、飛距離は昔の7Iと比べると2番手ぶんくらい飛ぶようになっていますから選ぶ際には注意が必要です。

さて、そんな7Iの最適なロフトですが、結論から言うとヘッドスピードによって変わります。これからロフト、ヘッドスピード、飛距離、3つの関係を見ていきますが、話をわかりやすくするために140〜160ヤードを飛距離の目安とします。
理由はこれくらいの距離だとアイアンセットの流れが作りやすいから。もっと飛んだ方がいい人もいると思いますが、200ヤード近く飛ぶと8、9番でいろんな距離を打ち分けたり、ウェッジをたくさん入れる必要に迫られます。なので、140〜160ヤードの飛距離ならひとまずOK。なお、この距離はキャリーとランのトータル距離で、練習場ではなくコースで打った時の距離とします。 飛距離の判断については以下の通りです。