タイトリスト「プロV1シリーズ」 PGAツアー開幕5戦で使用率70%!“勝つためのボール”はなぜ選ばれ続けるのか
ゴルフギアの中で世界トップランカーとまったく同じものを使えるのはボールだけ。今年も選ばれているのはタイトリスト「プロV1」だ。
タイトリスト「プロV1」が公の舞台に初めて登場したのは2000年10月、ラスベガスで行われたPGAツアー「インベンシスクラシック」だった。この週、シーディングが開始されたばかりのニューボールにスイッチしたのは出場選手の約3分の1に当たる47名。さらに驚くことには優勝したビリー・アンドレードを含めトップ10のうち6名を「プロV1」使用者が占めたのだ。アンドレードが勝因として真っ先に挙げたのはボールだった。
「20ヤードも飛距離が伸びたけれど、フィーリングやスピン性能は糸巻きバラタと変わらなかった」
糸ゴムで巻かれたコアをバラタカバーで覆った従来のタイプ、タイトリストでいえば「ツアーバラタ」や「プロフェッショナル」はショートゲームで優れたスピン性能を発揮したが、ロングゲームではスピンが増えすぎて飛ばないボールだった。これに対して「プロV1」は、反発力の大きなソリッドゴムの大径コア、バラタ並みのスピン性能を持つ薄く軟らかいウレタンカバー、そしてロングショットでスピンを抑えるアイオノマーミッドの3層構造により二律背反を解消した。『インベンシスクラシック』で2位に入ったフィル・ミケルソンに「『プロV1』を使わなかった選手はそれだけで不利だった」と言わせるほど戦闘力の差は歴然。そして2001年にはタイトリスト契約のほとんどの選手が「プロV1」を使うようになり、その年の「全米」「全米女子」で優勝。糸巻きバラタの時代が終わり、ウレタンソリッドボールの時代がやって来た。